こんにちは テイクです!
こちらの記事は読んでいただけましたか?
少し難しい内容なので、毎日少しずつ、
具体的にお話ししていこうと思います。
是非読んでくださいね!
昨日は空き家保有コストのうちの水道代
水道契約を解約した場合のリスク①水道管の破損についてお話しましたね!
今日は2つ目のリスク 下水からの悪臭や虫についてお話します
◆空き家の保有コストとは
◇1.水道光熱費
▲水道代
△水道解約のリスク①水道管の破損
△水道解約のリスク②下水からの悪臭や虫
・洗面台やキッチンの配水管の場合 ←今日はここ!!
△水道解約のリスク③電気温水器やガス温水器内の水の腐敗
◇2.火災保険料
◇3.維持管理費
◇4.固定資産税
結論から言うと
1ヶ月に1回程度、各配水管にコップ2杯程度の水を持参して注いで回るのであれば
解約しても問題なさそうです
※ただし、お風呂、洗濯機、トレイについては明日の記事で!
使用後の水が流れる排水管には「排水トラップ」と呼ばれる装置が設けられています
洗面台の下部の配管がこのように曲がっていませんか?
この曲げられた配管が排水トラップです。
図のように管の中に水がたまることで、
虫や動物、悪臭の侵入を防いでいます。
この排水トラップ、水がたまっているだけなので
時間の経過とともに水が蒸発してしまうと
トラップとしての機能を失い
下水直通の通路となってしまいます。
長期間家を留守にしていたときに室内が臭った・・・
という経験のある方もいると思います
排水トラップ内の水が蒸発してしまっていたのかもしれませんね
虫や動物、悪臭の侵入を防ぐためには
全ての排水管内の排水トラップに水を供給し続けなければいません
一般的に、コップ1杯の水で足りるそうですが
コップ1杯の水でどれくらいの期間
排水トラップは維持されるのでしょうか?
1)まず、コップ一杯の水は配管の中でどれくらいの長さ・高さになるのか
計算をして見ましょう
自宅の洗面所の配管を調べたところ、直径4センチでした
この管にコップ1杯、
わかりやすく計量カップ1杯分の200ccを入れた場合の水の高さは
水の量(200立方cm)÷管の面積(2cm×2cm×円周率3.14)
=水の高さ(15.92cm)
=水の高さ(159.2mm)
2)次に水の蒸発速度を調べましょう
こちらで詳しく調べられるようですが
とりあえずざっくり1日に1.7mmとします
3)では最後に排水トラップから水がなくなるまでの時間を計算しましょう
排水トラップは2つの面から水分が蒸発するので
蒸発速度が2倍になるので要注意!
水の高さ(159.2mm)÷蒸発速度(1.7mm×2面)=46.82日
4)以上により
排水管が直径4センチで、水の前回
46.82日後に排水管内の水が「からっぽ」になる
そうなんですよ
この式だと空っぽになるまでの期間は計算できるのですが
空っぽになる手前、
隙間が開いた時点で排水トラップは機能を失い始めるので
1.5ヶ月後の完全に水が蒸発してしまう前、
少なくとも1ヶ月に1回程度、念のためコップ2杯ほどを
全ての排水管に水を流すべきかと思います。
さて、洗面所やキッチン等の排水管については
目で見て構造もわかる分、わかりやすく計算できましたね
お風呂やトイレ、洗濯機の排水トラップはどうなっているのでしょうか?
同じように考えていいのでしょうか?
続きは、また明日!!
参考サイト
◇音と色と数の散歩道
http://www.enjoy.ne.jp/~k-ichikawa/index.html
◇東京工科大学 工学部応用化学科BLOG
http://blog.ac.eng.teu.ac.jp/blog/
◇ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/
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